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SDGs私募債5千万円発行 トミナガコーポレーション


週刊経済2021年5月18日発行

専用機器の購入費に充当

景観舗装工事を手掛けるトミナガコーポレーション㈱(春日市昇町7丁目、富永千織社長)は3月26日、佐賀銀行保証付のSDGs私募債「地域の芽 未来の芽・育む債」を発行した。発行額は5千万円。
景観舗装工事に利用する専用機器の購入費などに充てる。今回の私募債は、 発行額の0・2%相当額をSDGsの普及拡大や社会的課題解決の取り組みに関連する物品、寄付金などとして、佐賀銀行の営業区域内にある学校や団体に寄贈するもの。償還期間は3年。発行に伴い、5月10日に春日市立天神山小学校で寄贈式が実施された。富永社長は「SDGsを意識した事業展開を進める中、企業価値の向上を図っていきたい」と話している。
同社は1987年2月創業。92年1月設立。資本金1300万円。従業員20人。2009年からアスファルト舗装の再加熱型押し工法「ストリートプリント」(米国)の日本総代理店として、九州一円を中心に自治体道路や歩道、大型商業施設や集合住宅の駐車場内の景観舗装工事業を手掛ける。全国に5拠点を展開している。20年9月期売上高は6億6800万円。