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M&A専用のマッチングサイトを開設 ハウル
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中小企業や個人事業主を対象に
コンサルタント業の株式会社ハウル(福岡市中央区天神1丁目、松尾龍社長)は6月1日、M&Aのマッチングサイトの運営を開始した。
仲介者のコネクション頼みのM&Aが多い現状を受け実施するもの。
サイト名は「maねこ(まねこ)」。同サイトでは、事業や株式の譲渡・承継・売却を検討する売り手と、取得をめざす買い手の情報を掲載しており、サイト内のチャットを使い匿名でやりとりができる。また、マッチング後の契約手続きを進める際、当事者間のみで進めることが難しい場合は、サイト内に設けた「専門家一覧」から士業などM&Aに精通した専門家を探すことが可能。売主側は譲渡・承継・売却したい事業や株式を登録するだけで利用料などは無料だが、買主側はマッチングが成立した場合のみ譲渡価格の3%を仲介手数料として支払う。当面は九州エリアの中小零細企業や個人事業主を中心に掲載数を拡大していく。初年度の目標掲載案件数は100件。同社では「M&Aは地方での事業承継の手段としての活用も増えており、年々その重要性が増している。しかし実際は、未だにアドバイザーのコネクション頼みのマッチングが大多数であり、効率的な相手探しが出来ていないのが現状。ネットを活用することで、アドバイザーにとってもマッチング効率の向上が実現でき、ひいては今以上のクライアントファーストが達成できると期待している」と話している。
同社は2016年8月設立。資本金は100万円で、従業員数は1人。
2017年7月4日発行