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ATMでカード、通帳不要の指認証取引を開始 北九州銀行


7月20日までに全66台に導入

山口フィナンシャルグループ傘下の株式会社北九州銀行(北九州市小倉北区堺町1丁目、藤田光博頭取)は5月15日、キャッシュカードや通帳を介さず現金自動預払機(ATM)で指認証を使って取引できるサービス「てぶら取引」を開始した。

顧客の利便性、およびセキュリティーの向上を図るもので、指認証のみで引き出し、預け入れ、振り込みができるのは九州の地銀では初めて。指認証取引には両手いずれかの指の静脈データと、6~14桁の英数字記号による専用取引番号の事前登録が必要で、既存口座所有者も登録可能。1日の利用限度額は50万円。同日付で指認証装置を取り付けたATMを本店2台、JR小倉駅1台でサービスを開始しており、7月20日までに店舗内外の全66台に導入する計画。今後は営業店窓口への導入も検討している。藤田頭取は「災害時など通帳、キャッシュカードを紛失した場合も引き出せるなど、メリットを体感してほしい」と話している。

2017年5月23日発行