NEWS

8期連続の増収増益で過去最高を更新 グリーンクロス


売上高は17・4%増の133・9億円

工事現場向け安全機材販売の株式会社グリーンクロス(福岡市中央区小笹5丁目、久保孝二社長)の2017年4月期連結決算は、売上高が前期比17・4%増の133億9800万円、経常利益は同15・1%増の11億7500万円だった。8期連続の増収増益で売上高、経常益ともに過去最高を更新した。

熊本県阿蘇市、福島県南相馬市に出張所、千葉市、岐阜県羽島市に営業所を開設し販売網を拡大。工事用安全用品レンタルを中心に受注率が向上し増収につながった。利益面では増収基調に加え、宮崎、岐阜、宮城に物流センターを開設し物流拠点の集約で営業効率化を図ったことが奏功した。営業利益は同17・6%増の11億6500万円、当期純利益は8・0%増の7億3200万円。

商品別の売上高は、安全機材用品の工事標示板・標識が前年比12・4%増の13億4755万円、仮設防護柵が同1・8%増の6億5655万円、保安灯・警告灯が同15・4%増の3億5587万円、防災用品・環境整備用品が同8・9%増の16億9768万円、その他商品が同22・0%増の20億9268万8000円で、全体では同13・3%増の61億5033万8000円。グリーンレンタルは同13・8%増の26億4127万6000円、サインメディアは同25・7%増の46億642万7000円だった。

久保社長は「関連会社のトレードも好調でシナジー効果が出てきている。今後も拠点網の充実と人材育成に全力を注いでいく」と話している。

今期は売上高が前期比6・5%増の142億7000万円、営業利益が同3・1%増の12億200万円、経常利益が同3・5%増の12億1600万円、当期純利益が同3・7%増の7億5900万円で、9期連続の増収増益を見込んでいる。

2017年6月20日発行