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6年連続で1億人を突破し増加 15年県観光入込客推計


外国人は200万人突破

2015年の福岡県観光入込客数は前年比7・5%増の1億1807万人で、6年連続で増加した。2009年には19年ぶりに減少したが、10年以降は1億人を突破し増加を続けている。

県商工部観光局観光政策課がまとめた推計調査によると、このうち日帰り客は同5・5%増の1億519万人。宿泊客は同27・3%増の1287万人で2ケタ台の伸びを見せた。また、県内入込客は同6・7%増の7789万人で2年連続の増加。県外客は同9・1%増の4017万人で7年連続の増加となった。消費額は同3・4%増の5615億9300万円で前年に続き5000億円を突破し、6年連続の増加となった。一人当たりの消費額は4756円だった。

また、海外からの入国外国人数は同72%増の208万6301人で、4年連続で過去最高を更新した。初めて100万人を超えた前年から大幅に増加し、200万人を突破した。特にアジアからの入国者は同47・4%増の151万9551人で全体の7割以上を占め、初めて100万人を突破した前年からさらに増えている。国別では韓国が53・1%増の88万966人で、他を大きく引き離して最多。台湾が36・5%増の23万1894人、中国が35%増の15万7601人、香港(中国)が61・5%増の11万7381人と10万人を超えている。また、東南アジアではベトナムが50・1%増の1万2273人、タイが43・4%増の6万317人と増えているのが目立つ。一方、北米は3・8%減の2万6286人と減ったが、ヨーロッパは23・7%増の2万9610人で二けた台の伸びを見せている。

県内の主要観光施設の利用者数は次の通り。

▼JR博多シティ4856万人(前年比0・27%増)▼キャナルシティ博多1648万人(同7・7%増)▼マリノアシティ福岡600万人(前年と同じ)▼小倉都心地区(北九州市)565万9000人(同3・5%増)▼博多リバレイン(イニマニマニモ)366万9000人(同8%増)

2017年5月16日発行