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50億円かけ福岡支店を新築移転   小野建   箱崎ふ頭4丁目に来年5月完成


 鋼材販売、輸出入業の小野建株式会社(管理統括本部・北九州市小倉北区西港町、小野建社長)は、来年5月をめどに、福岡支店(福岡市東区東浜2丁目、平川良太郎取締役福岡支店長)を同区箱崎ふ頭4丁目に新築移転する。投資額は約50億円で、敷地面積は現支店の2.28倍にあたる3万6535平方メートルとなり、同社最大の鋼材ストックヤードとなる。10月に着工する。
 これは、福岡支店の業務拡大および、九州エリアにおけるメーン倉庫機能を担う物流拠点とするのが狙い。場所は福岡都市高速1号線・貝塚JCT北側の海浜エリアに入った一角。建物は鉄骨平屋造りで、事務所床面積が1495平方メートル、倉庫床面積が2万3797平方メートル。最大の在庫収容力は5万トンで、在庫商品アイテム数と在庫保有量を拡大させ、出荷能力、出荷効率を高め、九州各地の営業拠点と連携しながら、九州地区における鋼材販売シェアを現在の30%から40%まで高めていく方針。なお、今回初めて、H形鋼の穴あけ、切断、開先加工など実施する一次加工ラインを倉庫内に新設。近年、九州内で大型商業施設の建設が盛んなことから、鉄骨プロジェクトチームを中心に鉄骨工事請負事業を強化していくという。
 同社は1949年8月設立、資本金は22億円、売上高は1177億6400万円(06年3月期)、従業員数は約300人。