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5億円投じ糸島市に新工場 糸島みるくぷらんと
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8月稼働
「伊都物語」ブランドの牛乳や乳製品製造販売の株式会社糸島みるくぷらんと(福岡市西区周船寺1丁目、宮崎英文社長)は6月24日、糸島市篠原東に建設していた新工場が完成した。本格稼働は8月から。総投資額約5億円。
主力のヨーグルト製造をこれまでの約3倍にのばし、地元の食材を使用した商品開発に力を入れていく。場所は国道202号の今宿バイパス沿いの篠原東交差点そばで、敷地面積は約6000平方m。平屋建てで、延べ床面積は約900平方m。1日あたり約4トンのヨーグルトなど乳製品の生産が可能になり、新工場と本社に併設する工場合わせて約6トンになる。今後新工場ではノンホモ牛乳(脂肪球を均一化していないもの)やコーヒー牛乳、のむヨーグルトプレーン、イチゴのあまおうを使用したのむヨーグルト、アイスクリームを新たに製造していく計画。さらに佐賀県唐津市のメーカーに委託していた牛乳も今秋をめどに自社製造に徐々に切り替えていく。これまで紙パックや瓶を使用してきたが、より安全性を高めるために10月頃にプラボトルへの変更も検討中。宮崎社長は「酪農業界の発展、そして地域活性化のお手伝いが少しでもできれば。将来は新工場敷地内に直売所を設けることも構想している」と話している。新工場開設に伴い今年4月から従業員を15人増員している。
同社は1992年1月設立。資本金は2000万円。ふくおか県酪農業協同組合および酪農家34人が出資。事業内容は乳製品の製造販売。従業員は65人。
2017年7月4日発行