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5億円かけ板付5丁目に医療機器製造工場  オーワメディカル    11月末完成


 韓国の医療機器メーカー・株式会社ジャウォンメディカル(韓国慶山市)の日本法人で体成分分析器、全自動血圧計などを輸入販売する株式会社オーワメディカル(福岡市南区大橋2丁目、李(リ)範泰社長)は、総事業費約5億円かけ福岡市博多区板付5丁目に2階建て製造工場を建設する。着工は7月末、11月末の完成を目指している。
 これは、日本での医療機器需要の好調を受け建設するもの。これまで、同製品は韓国の工場から輸入していたが、部品だけを輸入し新工場で製品を組み立てる。場所は旧国道3号沿い。敷地面積は約776平方m、建物面積は約1,000平方m。新工場にはミリングマシーン(刃物を回転させて切断したり溝や平面を加工する工作機械)、CNC(コンピューター制御の自動加工機)、計測機械を新たに導入し、毎月体成分分析器150台、全自動血圧計200台を生産する。スタッフは10人体制でスタートし、1年後には25人まで増員する計画。
 李社長は「日本は技術や社会ともに常識のある国。仕事に対しての勤勉さも強く、社会全体の流れが良い。日本に新工場を置くことは、生産性を高めるのに最適。将来的には、新工場で当社製品の研究、開発まで手掛けていきたい」と話している。
 同社は、2001年10月設立、資本金1億6,250万円、売上高3億5,000万円見込む。株式会社ジャウォンメディカルは資本金32億ウォン、従業員115人、2000年6月韓国店頭株式市場「KOSDAQ」に上場している。
李社長は韓国ソウル出身、1956年6月10日生まれの51歳、趣味は旅行。