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4月にデンソー広島工場を統合  デンソー北九州製作所    ラジエータなど年産115億円


 ディーゼル車用燃料噴射機器、カーエアコン製造の株式会社デンソー北九州製作所(北九州市八幡西区本城5丁目、柳生昌良社長)は、08年4月、株式会社デンソー広島工場(広島県広島市)を統合する。
 西日本における車両生産拡大に対応した最適な生産体制を構築することが狙い。広島工場は敷地面積3万3000平方m、延べ床面積1万1900平方mで、従業員数は約220人。ラジエータ、カーエアコン、エンジンクーリングモジュール、吸気モジュール等を生産しており、生産規模は年間約115億円。今後は、カーエアコンの生産の一部を広島工場へ移管していく。同社では「より地域に密着した会社を目指すとともに、機動性・柔軟性を高め、競争力の向上を図っていく」と話している。
 同社は1993年3月創業、2006年4月設立、資本金60億1000万円、売上高194億円。従業員数は610人。柳生社長は奈良県出身、1952年6月27日生まれの55歳。早稲田大学理工学部大学院修了。趣味はスポーツジム。