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4億円かけ須恵町に新工場建設  ナサ工業    1月下旬着工、5月稼働へ


 配電盤・制御盤・電気機械器具の設計、製造を手掛けるナサ工業株式会社(糟屋郡須恵町、長澤貢多社長)は、総投資額4億円をかけ同町の新原工業団地内大字佐谷に新工場を建設する。着工は来年1月下旬予定で、5月上旬の稼働を目指す。
 これは、電気機械器具、昇降機周辺パネル制作などの受注増で現工場のキャパシティーが限界にきているため新設するもの。敷地面積9,528平方m、建築面積3,250平方m、延べ床面積5,150平方mとなっている。工場内の中心部には2階建て事務所を設け、2階の渡り廊下で事務所と工場をつなぐ。拡張性をもたせ、今後、二次・三次計画と、生産ラインの整備が可能な設計にしているという。また、現在稼動している本社事務所併設の工場は、売却も検討している。
 長澤社長は「現工場の2倍の規模で、生産能力は3倍を見込んでいる。新工場新設に伴って、パンチプレス(鉄の切断・穴あけ加工機)の新規導入も考えており、マシニング部門の増強を図っていく。量産とともに高品質をお客様に提供していきたい」と話している。
 同社は1974年10月設立、資本金1,500万円、従業員72人。売上高は10億8,000万円(2007年3月期)。
 長澤社長は糟屋郡須恵町出身、1968年3月25日生まれの39歳、九州大学卒、趣味はドライブ。