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39億円を投じ博多区千代に複合ビル   西日本鉄道   16階建て住宅棟、事務所棟、駐車場棟の3棟


 西日本鉄道株式会社(福岡市中央区天神1丁目、長尾亜夫社長)は、総事業費約39億円を投じて同博多区千代4丁目の社有地に住宅棟、事務所棟、駐車場棟の3棟で構成する複合ビル『西鉄千代ビル(仮称)』を建設する。9月8日に着工し、全体の完成は08年2月。
 これは交通結節の良い社有地に住居や店舗などの複合ビルの開発を進める一環で、今年2月に完成した「西鉄平尾駅ビル」(中央区)や現在建設中の「西鉄西新ビル(仮称)」(早良区)に続く3カ所目。同ビルは西鉄バス「千代町」停留所前で、福岡市営地下鉄「千代県庁口」駅からも徒歩1分の場所。敷地面積が約4,500平方メートル、駐車場棟を除く延べ床面積が約1万6,700平方メートル。住宅棟は地上16階建てで1階に店舗、2階以上が賃貸マンション。オフィス棟は地上10階建てで1階が店舗、2階以上が事務所となる。駐車場棟は自走式が255台、タワー式(2棟)が72台の計327台駐車可能。住宅棟の賃貸マンションは全126戸で、中心となる1ルームが55戸、1LDKが37戸で多様な間取り・デザインプランを用意。最上階はメゾネットタイプ(9戸)とした。また、住宅棟と事務所棟の1階には、生活利便施設やクリニックなどを誘致する予定。
 同社では「天神や博多駅、福岡空港など都心へのアクセスに大変優れ、アミューズメント施設や飲食店舗などで構成される「パピヨンプラザ」や、市民から親しまれている「東公園」などにも近く、オフィスとしてはもちろん、住宅地としても大変適した場所に位置する」と話している。