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30億円で日専連鹿児島の営業権を取得  シティックスカード    4月1日付、鹿児島支店開設


 地場クレジット・シティックスカード株式会社(福岡市中央区西中洲、吹田克幸社長)は、4月1日付で協同組合日専連鹿児島(鹿児島市中町 樋口弘文理事長)のクレジット、キャッシング業務の営業権を譲り受け、同時に鹿児島支店を開設する。
 06年12月に決定した貸金業法の改正に伴い、収益の柱であるキャッシングの利息が最大18%に制限されることから、同年夏頃、日専連鹿児島側がシティックスに営業権譲渡を申し出たという。従来からシティックスカードが、日専連鹿児島を含む地方のクレジット会社7社の計算業務を受託している関係がある。
 営業権を譲り受ける金額は、通常、譲渡側の債権残高となるため、3月の年度末まで明らかではないが、30億円弱の見通しという。4月1日の譲受と同時に、「シティックスカード鹿児島支店」を鹿児島市内に開設し、業務を引き継ぐ方針で、日専連鹿児島の職員のうち、20人ほどをシティックスカードが社員として引き受け、支店長も現職員の中から任命するという。同社では今回の譲受により、年間取扱高が約60億円増加すると見込んでいる。
 日専連鹿児島は1951年設立、出資金は9,670万円、職員数は41人、年間の取扱高は約96億円、加盟店数は2,446店、会員数は約5万人。