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3月、西鉄ストアがダイクス西鉄を合併 　西鉄グループ　　　 業務効率化と販売力強化

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　西日本鉄道グループのスーパーマーケット運営、株式会社西鉄ストア（福岡市中央区大名1丁目、室園正雄社長）とホームセンター運営、ダイクス西鉄株式会社（同南区長住6丁目、中川幸夫社長）は、3月1日付で合併する。
　これは管理部門統合による業務効率化と販売力強化が狙い。合併は西鉄ストアによる吸収合併方式で、社名、資本金、社長は従来のまま。合併後は西鉄ストアにダイクス事業部を設置し、ダイクス西鉄が運営する店舗は従来通り「ダイクス長住店」、「ダイクス飯倉店」として運営する。従業員は約1050人になる見通し。直近の両社の営業収益の単純合計は約528億5500万円。
　西鉄ストアは1969（昭和44）年6月設立。資本金4億2000万円（西日本鉄道株式会社全額出資）。従業員1009人。69年に第1号店の「朝倉街道店」を出店して以来、福岡・佐賀県下に生鮮食品や一般食品を中心とした店舗を38店舗展開。05年3月には同子会社で久留米市の株式会社西鉄タミーを合併している。06年度営業収益は514億4600万円。従業員は1009人。
　ダイクス西鉄は87年8月設立。資本金5000万円（同全額出資）。翌年に福岡市早良区に「飯倉店」を、その後同南区に「長住店」を出店し、ＤＩＹ用品や日用品の販売を中心に事業展開。06年度営業収益は14億900万円。従業員は48人。

　観光バス子会社3社も4月合併

　また同グループでは、4月1日付で西鉄全額出資の観光バス事業子会社の西鉄観光バス株式会社（福岡市中央区地行2丁目、小野哲也社長）と九州観光バス株式会社（同博多区石城町、成富照明社長）、西鉄北九州観光株式会社（北九州市小倉北区青葉1丁目、弓野三七男社長）の3社が合併する。
　観光バス市場は顧客ニーズの多様化や海外からの旅行客増加などで輸送人員は横ばいで推移しているものの、規制緩和による新規参入で厳しい競争が続いており、合併により重複業務を一元化することで、経営効率化や営業力強化など競争力の強化を図る。存続会社は九州観光バスで、合併後の資本金は6000万円。合併後は社名を「西鉄観光バス株式会社」とし、本社も現西鉄観光バス本社に置く予定。社長人事は未定。直近の3社の営業収益の単純合計は約35億9300万円。車両数は241両、従業員は約430人となる。
　西鉄観光バスは97年7月設立。資本金3億円。従業員284人、車両数152両で、06年度営業収益は27億1800万円。九州観光バスは59年6月設立。資本金6000万円。従業員68人、車両数43両で、06年度営業収益は7億1000万円。西鉄北九州観光は58年11月設立。資本金1億6500万円。従業員79人、車両数64両で、06年度営業収益は8億400万円。3社はいずれも西日本鉄道の全額出資。