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3億2,940万円増資し資本金6億4,620万円に  アキュメンバイオファーマ    三菱UFJキャピタルなどが投資


 創薬研究・開発を手掛けるアキュメンバイオファーマ株式会社(福岡市中央区天神2丁目、鍵本忠尚社長)は、4月から6月までに3億2,940万円を増資し、資本金6億4,620万円とした。
 これは、三菱UFJキャピタル株式会社(東京都、鴇田和彦社長)を中心としたベンチャーキャピタル10社から出資をうけたもの。出資額は6億5,880万円(うち資本準備金が3億2,940万円)。出資金は眼科手術用補助薬剤や加齢黄斑変性治療薬などの研究開発費などに充てる方針。
 同社は、これまでに、株式会社ジャフコ(東京都)などベンチャーキャピタル8社と個人投資家、既存株主などからの出資を重ね、昨年8月には株式会社九電工と中小基盤整備機構の出資で発足した「チャレンジ九州・中小企業がんばれファンド」の投資先第1号企業として2,000万円の出資を受けた実績がある。
 同社では、「開発の進捗状況に応じての増資を検討している」と話している。

 取締役にグラス米国子会社社長が就任

 また同社では、取締役に6月8日付で米国の同社子会社のミッチェル・グラス社長が就任した。
 これは、同社が開発している眼科手術用補助薬剤や加齢黄斑変性治療薬などの創薬開発事業の進捗に伴い、日本と米国での研究開発を統括するのが目的。
 ミッチェル・グラス取締役は、シカゴ大学出身の医師。2005年12月にアキュメンバイオファーマ社の米国子会社、Aqumen Biopharmaceuticals NA,Inc.社長に就任。
 同社は2005年4月設立。資本金は6億4,620万円。同グループ従業員数は22人(パート含む)。
 鍵本社長は熊本県出身の30歳。九州大学医学部卒。趣味は、音楽鑑賞。