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2011年3月期までに売上高120億円体制へ 日立システム九州 地域密着型サービスを強化
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日立製作所の直系子会社で情報処理関連機器販売事業の株式会社日立システム九州(福岡市早良区百道浜2丁目、市山信也社長)は、2011年3月期決算で06年3月期見込みと比べて売上高が33%増の120億円を目指す。
同社はこれまで、日立システムアンドサービスの子会社だったが、今年4月に同社の株式を日立製作所に譲渡した。これを受けて、九州エリアにおける日立システムアンドサービスの製造や流通、営業部門と日立エイチ・ビー・エムの営業、SE部門を同社に統合した。06年3月期の売上高は前年同期比約2倍の90億円、経常利益は横ばいを見込んでおり、従業員人数は250人体制となった。今後は九州エリアにおいて地場企業向けの商品開発や営業を強化し、5年間で主力商品を30商品体制、新規取引先250社を目指す。
市山社長は「日立製作所からの受託でなく、独自営業での売上比率を拡大していく」と話している。
これは日立グループが、全国のシステムソリューション事業において地域に密着したサービスを展開するため、関連会社の事業統合を進め、各社単独での売上拡大を図るもの。
同社は2002年4月設立。資本金1億円。従業員250人。情報処理機器及びネットワーク機器販売、システムインテグレーション及びシステム構築サービス、アプリケーションソフトウエア開発、電気通信工事業などを展開している。
市山社長は山口県出身。1947年1月1日生まれの59歳。九州大学法学部卒。趣味は山登り。