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20年度入国外国人、6701人で過去最少 九州運輸局


週刊経済2021年5月18日発行

コロナ禍で前年比99・7%減

九州運輸局(福岡市博多区博多駅東、岩月理浩局長)が発表した2020年度の九州7県の入国外国人数は、前年比99・7%減の6701人で03年の統計開始以来過去最少となった。
政府のインバウンド拡大に向けた観光戦略の効果もあり、18年度の500万人超をピークに九州7県の入国外国人数は拡大傾向を続けてきたが、コロナ禍が顕在化した昨年3月以降は航空機の減便が相次ぎ、前年比で99%以上の大幅減の状態が続いている。今年3月の入国外国人数の速報値は349人で、月の平均が数十人程度だった昨年に比べ僅かな改善は見られている。