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2億円かけ天道工場を増築   タイキ薬品工業   来年6月完成


 化学工業薬品製造、卸業のタイキ薬品工業株式会社(福岡市東区東浜1丁目、田中千雄社長)は、年内までに総工費約2億円をかけ天道工場(嘉穂郡桂川町)を増築する。完成は2007年6月。
 施設の老朽化に伴い、施設を一部建て替えるとともに、シャドーマスクや、ICリードフレームなどの金属腐蝕剤として使われる「塩化第二鉄液」などの製造ラインを、施設の北西側に約500平方m増築するもの。これにより、同工場での製造能力は現在の50%増を見込んでいる。
 田中社長は「生産効率のアップによって製造コストの大幅な削減も期待している」と話している。天道工場は1989年8月完成、敷地面積は約2万2,000平方m、工場面積は約1万1,000平方mで、塩化第二鉄液のほか、九州では唯一となる鉄系無機高分子の水処理凝集剤「ポリシリカ鉄凝集剤」などを製造している。
 同社は1946年5月設立、資本金は1億7,000万円、売上高は48億1,225万円(05年9月期)従業員数57人。
 田中社長は山口県出身、40年11月26日まれの65歳、慶応義塾大学卒、趣味はゴルフ。