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12月は暖冬の影響で3・8%減  九州・沖縄地区百貨店売上高    重衣料を中心に苦戦


 九州百貨店協会に加盟する九州・沖縄の百貨店(18社28店舗)の08年12月の売上高は764億円で前年同月比3・8%減少した。
 暖冬の影響で主力の衣料品が、重衣料を中心に動きが鈍く苦戦。食料品は、クリスマスケーキやおせちなどは好調に推移したが、お歳暮のギフトの早期受注の反動が出たことで売り上げを落とした。商品別動向をみると、衣料品は全体で同5・8%減だった。全般に動きが鈍く「紳士服用品」は同5・1%減、「婦人服用品」は同5・8%減、「子供服用品」は同5・9%減、「その他の衣料品」は同7・6%減だった。「身の回り品」は旅行用品などの動きがよかったが動きが鈍く同3・0%減、「雑貨」は化粧品、美術工芸、文具、スポーツ、宝石などの動きがよかったが同0・8%減、「家庭用品」は全般に動きが鈍く同4・6%減、「食料品」は同2・7%減だった。主要都市の状況は名古屋3・6%減、大阪2・5%減、北九州0・2%減、福岡2・6%減となった。
※データは、昨年3月、閉店した博多駅井筒屋を除いたもの。同店を含めた総売上高は5・2%の減少。