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11月25日、Qボード市場に株式上場を予定   ジェイエムネット   公募価格は21万2500円


 ITソフトウェア開発、半導体エンジニアリングサービス、システムLSIの設計・開発事業の株式会社ジェイエムネット(福岡市博多区下川端町、植木一夫社長)は、十一月二十五日に福岡県に本社を置く企業としては初となる福岡証券取引所Qボード市場への上場を予定している。
 同社では四年前から資金調達や、信頼性向上、知名度アップを目的に公開の準備をすすめていた。発行新株式数は八百株で、売出株式数は百五十株、ブックビルディング方式の仮条件として、発行価額は一株二十一万二千五百円。募集売り出し期間は十一月十六日から十九日まで。今回の増資により発行株式数は四千三百五十六株、公募増資による増加株数は八百株、増資後の発行済株式総数は五千百五十六株となる。また、増資資金の使途として、一億九千二百万円のうち、二千八百八十万円を長期借入金の返済に、残額を将来的な受注規模の拡大による増加運転資金に充当する予定。株式の引受けは主幹事証券の東洋証券株式会社をはじめ、岡三証券株式会社、前田証券株式会社、イー・トレード証券株式会社、松井証券株式会社の五社。

 2月期決算の売上高見込は40.4%増の約17億6200万円
 また、同社の二〇〇五年二月期決算の売上高は前期比約四〇%増の約十七億六千二百万円、経常利益は約三・五倍増の約一億六千九百万円を 見込んでいる。経常利益は上場にともなう公募株式数を含めた予定期末発行済株式数五千百五十六株により算出している。
 植木社長は「上場はあくまでも新たなるスタートライン、福岡における知名度アップや資金調達が主な目標。福岡のベンチャー企業の先達としてQボード市場を活発化させていきたい」と話している。
 同社は一九九五年三月創業、設立、資本金は一億二千八百七十万円、売上高は十七億六千二百万円、従業員数は百三十五人。
 植木社長は大分県出身、一九六〇年八月二十七日生まれの四十四歳、大分高専電気工学科卒、趣味はゴルフ。

2004.11.16 発行 週刊経済より