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11月から低温型サウナを全国販売 美研 医療機関や老人ホーム向け
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化粧品、健康食品製造・販売、エステティックサロン運営の株式会社美研(福岡市中央区舞鶴二丁目、川口豊晴社長)は十一月から、遠赤外線低温のホームサウナを全国向けに販売する。
商品名は「Bio‐X ENERGY」。一般的なサウナはフィンランド式と呼ばれ、八〇から一一〇度の室温で大量発汗を促し老廃物・有害物質を押し流すが、高温のため幼児や高齢者には入浴制限がかけられることがほとんど。「Bio‐X ENERGY」は、遠赤外線放射により室温が五〇から六〇度と低温のため老若男女問わず入浴可能なほか、フィンランド式サウナに比べ血圧上昇を抑えられるため、心臓病や高血圧の人でも入浴できる。また、シックハウス症候群を抑えることができる木材を使用していることも特徴。主に医療機関や大衆浴場、老人ホームなどに販売していく。
商品は一人用で、価格は七十九万八千円。今後、オプションとして首から上部のみにミスト(霧状に水を噴射)がかかるものや、二~三人用も開発、販売していく。
同社では「低温式サウナを販売しているのは国内でも当社のみ。また、ホームサウナでミストを放射するタイプは国内外でも初めて」としている。 同社は一九八二年四月設立、資本金は二千万円。従業員は二百五人。売上高は二十四億円(二〇〇二年三月期)。
2003.10.28 発行 週刊経済より