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100%出資の高速船子会社を設立   JR九州   船舶事業部から業務継承し10月営業開始


 九州旅客鉄道株式会社(JR九州、福岡市博多区博多駅前三丁目、石原進社長)は八月一日、博多~釜山間の高速船「ビートル」を運営する一〇〇%出資の子会社を設立、新会社は十月一日から船舶事業部の業務を引き継ぎ、営業を開始スるした。
 博多~釜山間の旅行市場は年々増加傾向にあり、ビートルも昨年度三十五万人を超える利用があった。今回の子会社設立で、さらに柔軟な経営環境の変化に対応した運営を目指す。
 新会社の社名は「JR九州高速船株式会社」。本社は同区沖浜町に置き、資本金は四億五千万円。社長には丸山康晴JR九州常務船舶事業部長が就任した。主な事業内容は(1)海上運送事業、(2)酒類、煙草、香水、化粧品、飲食良品の販売および土産店、免税店の経営、(3)飲食店の経営、(4)旅行業法に基づく旅行業としている。
 同社では「日韓航路のオンリーワンキャリアを目指して、安全を第一に今まで以上にお客様に満足いただけるサービスを提供し、日韓交流の発展に寄与していきたい」と話している。
 新会社の役員は次の通り。
 ▼社長 JR九州常務船舶事業部長丸山康晴▼取締役 同船舶事業部次長小野田照義、同社長石原進、同取締役鉄道事業本部副本部長・サービス部長・営業部長兼旅行事業本部長唐池恒二、同総合企画本部経営企画部長前田勇人▼監査役 同常務財務部長齋藤力

2005.08.02発行の速報誌『週刊経済』より