NEWS

  • 地域

10月から地下2階の改装に着手 博多大丸 地下鉄開業に合わせ完成は1月末


 株式会社博多大丸(福岡市中央区天神一丁目、北野洋社長)は、来年二月三日に開業する地下鉄3号線と、それに伴い開業する新天神地下街にあわせ、通路が直結する地下二階のリニューアルに着手した。総工費は十数億円になる見通し。
 現在、同フロアは食料品売場などで構成されているが、部分的に改装していく予定で、未着工部分の店舗では営業を継続する。工期は十月~来年一月末。また、店舗あたりの売り場面積を縮小し、サービス業務カウンターを上層階に移すことで、店舗数を二~三割増やす計画。また地下鉄・天神南駅と直結するため、ターミナルビルとしての品揃えも検討していく。現在、改装後の入居テナントの大半が決定している。
 北野社長は、「地下街、地下鉄の開業はまたとないチャンスだが、お客さまや時代の要請に応えるためにも、一度に大きなリニューアルをするのではなく、少しずつ対応していく方がいいだろう。今は地下二階の食料品売場の改装に力を注いでいくが、その後も絶えずリニューアルや変化を続けることで、新しいライフスタイルの提案をしていきたい」と話している。
 同社は、一九五二年十月設立、資本金は三十億三千七百五十万円、〇四年二月期の売上高は八百二十三億一千百万円、経常利益は四十九億六千九百万円。

2004.10.12 発行 週刊経済より