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10月、京都市内に宅配すしのFC店を出店 ドゥイットナウ 関西地区では初
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宅配すし、回転すし店を展開する株式会社ドゥイットナウ(福岡市城南区神松寺二丁目、蔀章社長)は十月十日に、京都市内に宅配すし店「ふく鮨本舗の三太郎」のFC店を出店した。関西地区への出店は初めて。
全国展開の一環。同社では直営店のほかに、FC店の展開を二〇〇一年の春から本格化、これまでに東京(五店舗)、広島、福岡(以上二店舗)、名古屋、浜松、豊橋(以上一店舗)で合計十二店舗を出店しており、今回で十三店舗目のFC店となる。同社では今後も関西地区で直営およびFCでの出店を進めていく考え。
なお今後のFC店の出店については、年内に東京都練馬区への出店を予定している。
こんにゃく繊維用いた「蒟蒻ごはんの素」を発売
また同社は九月二十五日から、こんにゃく繊維を用いた「蒟蒻ごはん の素」の販売を一般家庭向けに開始した。
同商品は、こんにゃく芋に含まれる食物繊維であるこんにゃく繊維を抽出してつくったもの。これをごはんに混ぜることで一粒一粒をこんにゃく繊維の皮膜で包むため栄養が吸収されにくくなり、カロリー抑制、健康増進、ダイエット効果などが見込まれるという。またこんにゃ く繊維は消化されにくい素材のため、腸の中における消化活動を活性化させ体内の排泄作用を促進する効果も見込まれる。
展開する「ふく鮨本舗の三太郎」では、八月末からこんにゃく繊維を鮨のシャリに用いたメニューを提供しているが、一般家庭の食卓でも利用できるように商品化。「三太郎」のうち福岡および東京の直営店二十 店舗で販売を開始する。価格は三パック(一パックあたり百g)セットで千円。賀谷淳一取締役は「これまでも、こんにゃく繊維を用いたおかしやパンはあったが、ごはんに混ぜることができるようにアレンジしたのは当社が初めて。ダイエットはしたいが米を食べないと食事した気がしないという人には、特にお勧めしたい」と話している。
同社は一九九〇年八月の設立。資本金二億五千百六十万円。従業員五十一人。二〇〇二年六月期の売上高は十七億五千万円。「ふく鮨本舗の三太郎」を直営店二十四店舗、FC店を十二店舗展開しているほか、回転すし店「博多新鮮組」を四店舗展開している。
蔀社長は福岡県中間市出身で、一九五七年八月八日生まれの四十六歳。学習院大学中退。
2003.09.30 発行 週刊経済より