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10億円規模の中小企業支援ファンドを設立 九電工と中小機構 3月めどに
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総合設備業の株式会社九電工(福岡市南区那の川1丁目、河部浩幸社長)と独立行政法人中小企業基盤整備機構(略称:中小機構)は3月をめどに共同で、10億円規模の中小企業支援ファンドを設立する。
これは、中小機構の「がんばれ!中小企業ファンド」を活用したファンドとしては九州初。同ファンドの特徴は、株式公開を目指さない中小企業に対しても、融資や新株予約権付社債の取得など様々な形態で支援ができる。名称は「チャレンジ九州!中小企業がんばれファンド(仮称)」で、ファンドの設立形態は投資事業有限責任組合、株式会社九電工と中小機構が5億円ずつ出資し、総額は10億円程度となり、運営・管理は株式会社コア・コンピタンス九州(福岡市博多区、森大介社長)が行う。業種や業歴は問わず、主な拠点が九州圏内(山口・沖縄県を含む)にあり、優れたアイデアや技術・ノウハウ・ビジョンをもって新商品開発や新事業展開に取り組む中小企業が投資対象となり、老舗企業の第2創業も支援していく。投資形態は、株式(普通株・優先株)、新株予約権付社債の取得、融資、新株予約権付融資で、組合の存続期間は約7年(但し、2年を限度に延長可)。
株式会社コア・コンピタンス九州では、12社程度に投資していく計画。中小機構では「パートナー企業である九電工が持つ経営資源を活用し、投資先企業に資金面だけでなく、経営面まで含めた地域密着型のハウズオン支援ができることを期待している」と話している。