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1億円投じ粕屋町に新工場を建設中 　九州酢造　　　 完成は来春

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　柿酢などを製造する有限会社九州酢造（糟屋郡粕屋町、案浦龍己社長）は、同町酒殿に米・麦酢製造工場を建設している。完成は来春の予定。
　同社は同町乙仲原の本社工場のほか、甲仲原にも工場を持っているが、甲仲原工場が借地で移転が必要になったため新工場を建設しているもの。新工場は県道24号沿いの丸の内交差点北側で敷地面積約1,500平方m、建物は木造一部2階建て延床面積約660平方m。土地は同社所有地で総工費は約1億円、設備は甲仲原工場から移設する。案浦社長によると新工場では米・麦のほか、地元農産品を使った新商品も製造する考えで、現在新商品を試作中、来期以降の商品化を予定しているという。
　同社は1981年創業、2005年設立、資本金は350万円、従業員数は6人、年商は約8,000万円（07年3月期）、柿酢・黒酢・りんご酢のほか、にんにく酢・ブルーベリー酢などを製造・販売している。
　案浦社長は52年3月24日生まれの55歳。粕屋町出身、九州大学工学部卒業。趣味は絵画。