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09年3月までに大型SSを4店舗計画   JOMOネット九州   年商100億円体制目指す


 九州・山口でガソリンスタンド20店舗を展開する株式会社JOMOネット九州(福岡市博多区半道橋1丁目、稲永昇社長)は、09年3月期までに、敷地面積3,330平方メートル以上の大型店を4店舗オープンする。オープン後は100億円体制を目指す。
 規模拡大を目的とした06年からの3カ年計画の一環で、出店スピードを加速する。これまで、一店舗あたりの平均敷地面積は833平方メートルだったが、商圏の競合店に比べて大型化することで差別化を図る。土地代を除く一店舗あたりの投資額は約1億5,000万円。
 05年7月に宮崎県で3,330平方メートルの店舗を、12月には糟屋郡志免町で3573平方メートルの店舗をオープンと約10年ぶりに出店を再開。同郡志免町の「福岡空港店」では、同時2台給油可能の給油用セルフ計量器4基、灯油用計量器1基、コーティング室、整備室、泡ムートン手洗い洗車室2台、セルフ機械洗車機2台、拭き上げスペース10台、室内用バキューム掃除機5基、マット掃除機2基、災害時対応型給油所を設備している。一日の平均利用台数は平日が約700台、休日が約2,000台。1店舗あたりの初年度売上見込みは非公表。
 また給油に関して、セルフサービスでの展開を進める予定。セルフサービスにすることで人件費削減を図るとともに、洗車など他のサービスに注力し、業務効率を向上させ、店舗の大型化に対応する。
 稲永社長は「商品での特徴を出しにくく、価格競争が避けられない業界。“もう一度足を運びたくなる店づくり”を目指して、サービスや店舗をさらに充実させることで、他社との差別化を図る」と話している。
 同社は、新日鉱グループ株式会社ジャパンエナジーの100%出資子会社で1999年2月に株式会社ジョモネット九州として設立。05年7月に現社名に変更。資本金は5,000万円。従業員は63人。
 稲永社長は福岡市出身。1950年9月8日生まれの55歳。福岡商業高校卒。趣味はドライブ、旅行。