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06年3月期内に新規教室3教室の開設を構想   全教研   1億円の売上増を期待


 北部九州を中心に学習塾を運営している株式会社全教研(福岡市中央区赤坂一丁目、中垣一明社長)は、〇六年三月期内に長崎県内に二カ所、宗像市内に一カ所の計三カ所で新教室の開設を構想している。
 同社では既存教室の充実を図ることを最重要方針としているが、手薄な地域への新規教室の開設で、空白地域におけるドミナント形成を狙う。長崎県内は長崎市内に一カ所と同市外に一カ所設ける計画。この三教室で四百人から五百人の生徒数を見込み、初年度は約一億円の売上増を期待している。
 開設後の塾数は、福岡県内に四十カ所、佐賀県内に五カ所、大分県内に三カ所、長崎県内に五カ所、山口県内に一カ所の計五十四教室となる。また、生徒総数は一万二千五百人規模を見込んでいる。また、この新規教室計画を含め、〇六年三月期売上高は四十四億三千万円、経常利益は二億八千八百万円を見込んでいる。
 中垣社長は「既存教室の充実化は当面の目標ではあるが、県外においてはまだまだ空白地域が多い。これからも水平拡大で着実にエリアを拡げていきたい」と話している。
 同社は一九六二年七月創業。一九七七年三月設立。資本金は七億八千九百四十二万円。従業員数は二百五十二人。
 中垣社長は久留米市出身、一九五一年三月十二日生まれの五十四歳、サンフランシスコ州立大学大学院博士課程修了、趣味は旅行。

2005.08.17発行の速報誌『週刊経済』より