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02年福岡市政10大ニュース 福岡市 インフラ整備、ロボカップなど


 福岡市が同市の主なできごと(十大ニュース)を選定した。イベントはロボカップ二〇〇二のみだったが、DNA二〇〇二計画や健康日本二十一福岡市計画、福岡市情報公開条例の策定や施行など、今後の市政の 指針となる事業が目立った。〇二年の主な出来事は次の通り。
 DNA二〇〇二計画/地下鉄営業時間(最終電車)を延長する(三月)など、DNA運動の取り組みが展開される。福岡市経営管理委員会から、これまでの達成状況の評価や、今後の課題などを内容とする最終報告がなされる(五月)。
 交通インフラ整備/福岡高速4号線の粕屋~福岡IC間の開通(三月十日)、地下鉄3号線のトンネルの貫通(九月二十八日)、JR九州鹿児島本線下り線の高架切り替え(十二月一日)など交通インフラ整備が進む。
 子育て・健康づくり/子ども行政部門を保健福祉局に統合一元化(四 月)。保育所の待機児の早急な解消のため、〇五年四月までに、一千二百九十人の定員増を行う計画を公表(十二月)。市民の健康づくりの行動指針となる「健康日本21福岡市計画」を策定(三月)。
 アイランドシティ/社会経済情勢の変化などに対応するため、博多港開発株式会社工区の新事業計画がまとまる。また、都市再生緊急整備地域への 指定(九月)や、関連道路の開通(十月二十六日)、中央公園の基本計画の提案協議を行う(七月~)など、新たな事業段階を向かえる。
 ロボカップ2002福岡・釜山/参加チーム数・観客数など、大会史上最大の規模となる「ロボカップ2002福岡・釜山」を開催(六月十九日~二十五日)。
 情報公開と市民参画/公正で開かれた姿勢を推進するため、新しい「福岡市情報公開条例」を施行するとともに、パブリック・コメント(市民意見提出)手続きの試行を開始(七月)。
 モラル・マナー/内閣府実施の駅周辺放置自転車の実態調査で、天神駅周辺が四千五百三十台と全国ワースト1とされる(八月)。路上喫煙 の禁止や、ピンクちらしなどの根絶を図るための条例を制定(十二月)。 NPO・ボランティア/NPOやボランティアなどが活動しやすい環境づくりを進めるため、「福岡市NPO・ボランティア交流センター」を開設(十月六日)。
 福岡市長選/福岡市長選が行われ、現職の山崎広太郎市長が再選を果たす(十一月十七日)。
 福岡空港/国の「交通政策審議会」において、福岡空港を主要地域拠点空港と位置づけ、新空港も含めて、将来需要の対応を検討することが盛り込まれた最終答申が出される(十二月六日)。

2003.01.15 発行 週刊経済より