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VRシアターの新モデル発売 ピー・ビーシステムズ


少人数での利用に

企業向け基幹システムクラウド化など展開する㈱ピー・ビーシステムズ(福岡市博多区東比恵3丁目、冨田和久社長)は11月27日、VRシアターの新モデルの販売を開始した。
360度のスクリーンに3D映像を投影し、ゴーグルなどを着用せずに複数人でVRを体験できるVRシアター「4DOH」を製造販売している。新モデル「i4DOH:ATOM」は感染症対策で少人数のグループ客がほかの利用者と接触を避けて体験できるよう小型化したもの。従来製品の最小サイズは収容人数16人だったが、最大8人収容のサイズになり、換気能力を強化した。振動装置やスモークマシン、風の吹き付けなどの機能もオプション装備できる。住宅などのプレゼンテーションやイベント利用、防災訓練や安全教育での活用などを想定しており、従来製品はテーマパークや文化施設で利用されている。同社は「親しい少人数のグループに合ったコンパクトなサイズで、運搬や設置も簡単になっており、ニューノーマルに適応した新モデルになっている」と話している。
同社は1997年設立。資本金2億3765万円。2020年9月期の売上高は22億8100万円。従業員数49人。

2020年12月29日発行