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VPP構築実証実験に参加 自然電力
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2021年2月まで
自然エネルギー発電開発の自然電力㈱(福岡市中央区荒戸1丁目、磯野謙社長)は、バーチャルパワープラント(以下VPP)構築実証事業に参加する。期間は2020年6月から21年2月まで。
経済産業省資源エネルギー庁の補助事業である「令和2年度需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント(以下、VPP)構築実証事業費補助金」に採択されたことによるもので、昨年度に続き2度目の参加となる。
同実証事業は九州電力を幹事社、一般財団法人電力中央研究所、三菱電機を実証協力事業者に、自然電力など8社がリソースアグリゲーターとして参加。同社は家庭用蓄電池・産業用蓄電池・電気自動車(EV)といった多様なエネルギーリソースを用いて、秒単位で調整力を創出しつつ、ダイナミックプライシング連動の最適制御を同時に行うマルチユースでの制御の検証を行う。また、ヒートポンプ(HP)給湯機を用いたダイナミックプライシングに対する最適制御も合わせて検証する予定という。
同社では「自然エネルギー100%の世界を目指すにあたり、自然エネルギー電源の開発だけでなく、自然エネルギーによる電力の供給と需要をバランスさせる仕組みが不可欠と考えエネルギーテック事業を開始している。今後も地域における分散型電源の普及を通じて、『自然エネルギー100%の世界』の実現を加速させたい」としている。
同事業のリソースアグリゲーターは次の通り。
エフィシエント、九電テクノシステムズ、九州電力、サニックス、自然電力、ニシム電子工業、日本電気、日本ユニシス。
2020年6月16日発行