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UR香椎若葉団地にコミュニティライブラリー 都市再生機構九州支社と福岡女子大学


週刊経済2022年9月13日発行

連携協定の一環

独立行政法人都市再生機構九州支社(福岡市中央区長浜2丁目、高原功支社長)と公立大学法人福岡女子大学(同市東区香住ヶ丘1丁目、向井剛学長)は9月4日、UR香椎若葉団地(同市東区御島崎1丁目)の集会所内にコミュニティライブラリーを開設した。
両者は2014年に団地のコミュニティ活性化に向けて連携協定を締結し、香椎若葉団地自治会の協力を得ながら多様な支援活動を展開してきた。今回、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の影響などで団地住民同士の繋がりが弱くなっていくことが危惧されるようになったため、団地内の集会所を活用した住民同士の繋がりづくりのための取組みとして実現し、UR賃貸住宅では九州初のコミュニティライブラリーとなった。集会所の床面積180㎡のうち40㎡がライブラリースペースとなった。「本とアートで繋がろう」をキーワードに、団地住民からの寄贈本(約1200冊)を陳列しており、福岡女子大学の学生がレイアウトや本紹介のPOP制作などを手掛けた。施設管理は午前9時半~午後5時に団地住民の有志などが交代で務める。両者では「今後も地域の活性化に向けた取り組みを推進していきたい」と話している。