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SRSから和食レストラン子会社を取得 梅の花 業容拡大と事業基盤の拡充図る
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湯葉・豆腐料理の和食レストランを展開する株式会社梅の花(久留米市天神町、梅野重俊会長兼社長)は、サトレストランシステムズ株式会社(大阪市中央区安土町、重里欣孝代表取締役執行役員社長、以下SRS)が2月15日に会社分割で100%出資の子会社として設立した株式会社すし半(大阪市中央区安土町2丁目、重里政彦社長)の株式を100%取得し、完全子会社化する。
鍋や寿司料理の和食レストラン「すし半」は、梅の花には無い業態であり、同社の供給や消耗品、資材などの共同仕入れによるスケールメリットと物流などのシナジー効果が得られると同時に、今後展開可能なエリアの拡大、店舗メニューの増加など、業績向上にも大きく寄与すると考えた。さらに組織活性化や人材交流によりグループの企業基盤拡大に役立つと判断したことから子会社化の基本合意に至った。すし半事業の店舗数は13、2016年3月期の売上高は20億6800万円。
SRSは1968年8月設立。資本金85億3200万円。2016年3月期の連結売上高は400億6100万円。すし半事業は同社主力ブランド「和食さと」、新規戦略業態「天丼・天ぷら本舗 さん天」につながる創業ブランドだが、現中計では低価格業態の開発、成長を重視し、すし半事業に対する新規投資を最小限に抑えていた。今後同グループ内での成長は困難と認識したことから、同事業のリモデル・出店などの再成長も期待できるとの共通認識に至り、すし半の発行株式のすべてを譲渡することに決めた。店舗数はグループで全国440店舗。従業員1160人。
梅の花は1990年1月設立。資本金41億2317万円。2016年9月期の連結売上高は293億9800万円。「梅の花」を主力ブランドに、20~30代の女性向けに飲茶カフェ「茶青花」や和食レストラン「食のつむぎ」などの新業態を開発しており店舗数は全国270店舗。業容拡大と事業基盤の拡充を図るために、成長戦略として飲食関連他社の子会社化や業務提携に取り組んでいる。従業員656人。