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SDGs私募債1億円発行  海商


仕入れ代に充当

辛子明太子原料販売の㈱海商(福岡市東区箱崎ふ頭5丁目、山本一隆社長)は3月10日、福岡銀行保証付のSDGs私募債を発行した。発行額は1億円。
ロシアやアメリカからの原料の仕入れ代に充てる。今回の私募債は、海商が発行した私募債の収益の一部を、福岡銀行がSDGsに資する団体などに寄付する同行保証付きの「SDGs私募債」。期間は5年。同社の李・総務部長は「原料仕入れの時期は毎年3~5月末だが、新型コロナウイルスの感染症の影響で少し長引くと見込んでいる。着実に事業を進めていきたい」と話している。
同社は1983年7月設立。資本金7000万円。従業員9人。2019年7月期売上高は45億円。同社を中核企業とし、関連会社には辛子明太子の製造を手掛ける㈱博多屋(糟屋郡新宮町、山本一隆社長)など計4社がある。

2020年4月14日発行