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SDGs私募債の取り扱いを開始 福岡中央銀行


週刊経済2021年12月21日発行

収益の一部を団体などへ寄付

㈱福岡中央銀行(福岡市中央区大名2丁目、古村至朗頭取)は11月から、SDGs私募債の取り扱いを始めた。
私募債を発行する企業から受け取る収益金の一部を活用し、SDGsに貢献している団体などへ寄付する商品で、名称は「よか未来の応援債」。対象顧客は同行の定める私募債適債基準を満たす法人。社債発行額は3億円以上。期間は2年以上7年以内。寄付額は私募債発行額の0・1%相当。私募債発行のメリットとして長期安定資金の確保(固定金利・満期一括償還による資金調達が可能となり財務の安定につながる)、企業イメージの向上(私募債の発行により自社の財務健全性を対外的にアピール)、SDGs達成への貢献(収益金の一部をSDGsに貢献する団体等へ寄付)などがある。同行では「SDGsの目指す持続可能な社会の実現に向けた取り組みとともに、金融サービスを通じて地域社会の持続的な発展に貢献していきたい」と話している。