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SC7施設の18年度売上高は0・5%増の539億円 西日本鉄道


天神3館は改装前の閉鎖影響し0・9%減

西日本鉄道㈱(福岡市中央区天神1丁目、倉富純男社長)は4月25日、ソラリアプラザなど運営する商業施設(SC)7施設の2018年度累計売上高が前期比0・5%増の539億円となったと発表した。
内訳はソラリアプラザやソラリアステージ、天神コアの天神3館が0・9%減の332億円で、高宮西鉄名店街、大橋西鉄名店街、エマックス・クルメ、チャチャタウン小倉の天神以外の沿線施設の売上高が同2・8%増の207億円。天神3館は一部改装前のクローズの影響などで売り上げが前期を若干下回る施設はあったものの、地域密着型イベントを強化した沿線施設がカバーし、7館合計では3期ぶりに前期を上回った。
天神3館については、各館の施設特性やターゲットに合わせたイベントの開催が奏功し、来館者数は3館ともに前年を超えており、3館合計では前期比7・9%増の6419万人と大きく伸びた。特に飲食や食の物販関連が好調を継続しているという。各館ごとに売上高と来館者数の前期比を見ると、ソラリアプラザは売上高が0・9%減で来館者数が2・0%増、ソラリアステージは売上高が3・2%減で来館者数が0・8%増、天神コアは売上高が1・8%増で来館者数が5・1%増だった。
今期はソラリアプラザが30周年、ソラリアステージが20周年、エマックス・クルメが50周年の節目を迎えるが、天神3館では話題性のあるイベントの開催やテナント誘致、沿線施設では地域に密着したイベント開催やテナント誘致で集客を一層強化し、売上高、来館者数ともに前期超えを目指す。

2019年5月28日発行