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S&P社中小企業格付け「aaa」取得   三好不動産   九州圏内では初


 賃貸仲介地場最大手の株式会社三好不動産(福岡市中央区今川1丁目、三好修社長)は3月30日、スタンダード・アンド・プアーズ社(S&P)と日本リスク・データ・バンク株式会社(RDB)が共同開発した中小企業格付けの「日本SME格付け」で最上位の「aaa」を取得した。
 「aaa」は「中小企業の中で債務履行能力が極めて高い」という評価で、「ccc」から「aaa」まで七段階中の最上位。同社の他に「aaa」を取得しているのは株式会社セーフティ(東京都)、データ・フォアビジョン株式会社(東京都)の2社のみ。九州の企業では、株式会社大平(佐賀県小城市)と日本システム株式会社(鹿児島市)が「aa」を、株式会社なべしま(鹿児島市)、弓場建設株式会社(鹿児島市)、株式会社コンダクト地域再生グループ(北九州市)、株式会社山野井(鹿児島県南さつま市)が「a」を取得している。
 日本SME格付けは、S&PとRDBが、売上高が10億円から100億円の日本の中小・中堅企業を対象に、過去五決算期の財務データを元に格付けするもの。三好社長は「当社の事業基盤は管理物件で、数多くの顧客からの信頼を得るため、また同業大手との競合の面でも、第三者機関の格付けを有効に役立てたい」と話している。

 不動産ファンド、会社組織に関するセミナー開催

 同社は5月17日、企業の経営者・総務担当者などを対象としたセミナーをアクロス福岡(福岡市中央区天神1丁目)で開催する。
 これは同社が取引先などを対象にサービスの一環として開催するもの。時間はは午後5時半から7時半までで、第1部は同社の前田徹也営業部長が「不動産ファンド市場が与える今後の福岡への影響について」と題して講演、第2部は株式会社船井総合研究所の柳楽仁史次長が「人と組織の活性化」と題して講演する。受講料は無料で定員は200人。問合せは同社まで。