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PC内蔵装置の遠隔監視ソリューションを発表  アドバンテックテクノロジーズ


名称はSQ Manager

産業用PC、IoT製品の開発などを手掛けるアドバンテックテクノロジーズ㈱(直方市上境飛熊、石田隆裕社長)は6月25日、産業用PCに内蔵されている記憶装置や部品の状態を遠隔で監視、管理できるソフトウエアの機能を国内向けに発表した。
名称は「SQ Manager」。19年2月に傘下に入った台湾の大手産業用PCメーカー、アドバンテック㈱のIoTデバイス管理ソリューション「DeviceOn」の機能の一つとして利用できるもの。DeviceOnはシステムの管理者が産業用電子機器の状態を遠隔で監視、管理できるソフトウエア。今回発表したのは、SSD(PCを利用するうえで必要なデータを保存・保管する補助記憶装置の一種)やDIMM(PCの主記憶装置として利用されるメモリ基盤の一種)の状態をリアルタイムで遠隔で監視、管理できる機能。SSD内のデータに対しては、セキュリティ管理ができる機能も搭載されている。同社は「近日中には、日本語版をリリースする予定」と話している。
同社は1966年5月設立。資本金3億円。売上高99億8千万円(19年12月期)。従業員約200人。

2020年7月7日発行