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PARK―PFI活用で、到津の森公園南側を再整備 北九州市


週刊経済2022年3月29日発行

公募事業者に大和リース北九州支店を選定

北九州市は、Park―PFI事業(公募設置管理制度)を活用し、小倉北区の到津の森公園南側エントランスを再整備する。
南側エントランスは、入場ゲートが奥まった場所にあることにあり、前面道路(県道296)号からのアプローチが分かりにくいことなどから、同制度を活用し、全面的にリニューアルする。すでに市では公募事業者を大和リース㈱北九州支店に選定、今月中に基本協定を締結、6月にエントランスなどの譲渡に係る契約締結を経て、7月に着工、来年3月の完成を目指す。同社では、スターバックスが入居する飲食施設をはじめ、キリンをモチーフにしたエレベーター、キッズトイレや授乳室のあるエントランス、動物のモニュメント、広場などを整備するという。事業計画は同制度の事業期間である約20年間。市の負担額は2億800万円(エントランス施設整備費の9割)で、飲食施設や整備費などは大和リース㈱が負担する。
同公園の前身は西鉄グループが運営していた到津遊園。1998(平成10)年の閉園発表後、市民からの存続を望む市民の声を受け、市が施設を譲り受け、04年に現在の到津の森公園としてオープンした。園内には動物園や広場、観覧車やメリーゴーランドなどの遊具もあり、北九州地域における遊園地としての役割も担っている。