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NYタイムズ社のサブスク利用を開始 九州産業大学


週刊経済2024年5月15日発行号

西日本地区の国公私大では初

九州産業大学(福岡市東区松香台2丁目、北島己佐吉学長)は4月19日、アメリカの大手出版社「ニューヨーク・タイムズ・カンパニー」(米国ニューヨーク州:以下、NYタイムズ社)が行うWebサブスクリプション(定期購読)の利用を開始したことを明らかにした。
九州産業大学では2020年9月から全学横断型の特別教育カリキュラム「グローバル・リーダーシップ・プログラム(GLP)」を立ち上げており、英語で取り組む実践的トレーニングとメンタリングを展開。国際社会を舞台とした人材育成強化の一環として取り組むもの。NYタイムズ社の同サブスクリプションを利用するのは、西日本地区の国公私立大学では初めてという。昨年2月には九州の大学では初めてスタンフォード大学SPICE(米国カリフォルニア州、ゲイリー・ムカイディレクター)と共同で世界的課題の解決を図るグローバル人材育成を目的とした連携教育プログラムを実施。今期2年目を迎えている。
NYタイムズ社のデジタルプラットフォームに無制限アクセスできるのは同大学の学生および教職員。主なコンテンツは①ほぼすべてのトピックと関心事に関する世界的タイムリーな記事②ニュース速報をダイジェストで生中継③1851年から現在までに発行されたニューヨークタイムズ記事へのアクセス④インターナショナル版およびスペイン語版、中国語版へのアクセス。学生にはすべてのデジタルプラットフォームにアクセスできるアカウントが配布されるという。同大学広報課では「今回のサブスクリプションの利用開始によって、本学学生と教職員はNYタイムズ社のウェブサイトに自由にアクセスでき、教育研究や学習用コンテンツの利用が可能になった。学生が負担なく海外の社会情勢への理解促進と英語に触れる機会の増加につながることで、さまざまなグローバル・イシュー(国や地域を超えた地球社会の課題)への興味関心の醸成を期待している」と話している。