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NTT西日本と高齢者居室見守りサービスを共同開発 プリンシプル
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九州の不動産7社と協業で試行
ホームセキュリティサービス開発の㈱プリンシプル(福岡市博多区博多駅東1丁目、原田宏人社長)は、西日本電信電話㈱(以下NTT西日本、大阪市中央区馬場町、小林充佳社長)と高齢者居室見守りサービス「スマートルームみまもり」を共同開発し、九州域内の不動産管理会社7社との協業で9月11日から試行を開始した。
NTT西日本はベンチャー企業とともに社会問題解決に向けたサービスの事業化を支援するプロジェクトに取り組んでおり、同サービスはIoTを活用した独居高齢者の賃貸入居問題を解決する見守りサービスとして昨年から共同で取り組んできた。月額500円から利用できる格安のホームセキュリティサービスを提供するプリンシプルのノウハウを活用することで、本サービスはドア開閉センサーを居宅内2カ所に設置し、一定時間以上ドアの開閉が検知されない場合に、アラームが鳴り、アラーム後に高齢者本人と連絡がつかない場合は、家族や管理会社などに通知される仕組み。来訪や電話による見守りサービスと異なり、入居者が普段の生活を変えずに、ごく自然に見守りを受けることができるのが特徴。
今回、同サービスの試行を協業するのは㈱三好不動産(福岡市中央区今川1丁目、三好修社長)、㈱駅前不動産(久留米市東櫛原町、嶋田聖社長)、㈱マイホーム情報不動産(佐賀市駅南本町、吉永典子社長)、㈱福徳不動産(長崎市金屋町、福島卓社長)、㈱明和不動産(熊本市中央区辛島町、川口英之介社長)、㈱川商ハウス(鹿児島市新屋敷町、西田隆昭社長)、中部興産㈱(沖縄市仲宗根、新垣博孝社長)の7社。各社の協力のもと、その管理物件に入居を希望、もしくは既に入居している一人暮らしの高齢者などに同サービスを1年間無償で導入し、その効果やビジネススキーム、運用性などを検証する。プリンシプルでは「今後も不動産管理会社やインフラ関連企業との提携で事業化に弾みをつけ、幅広い層にサービスを提供していきたい」と話している。
同社は2007年1月設立。資本金は6184万円(資本準備金含む)で、従業員は30人。昨年格安のホームセキュリティ事業ではQTnetやNTT東日本と、今年6月にはNTT西日本のグループ会社で光ファイバーインターネット接続サービスなどを提供するエヌ・ティ・ティ・メディアサプライ㈱と提携している。
2018年10月2日発行