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NFTデジタルアートの常設ギャラリー 東区在住の時田悠樹さん
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週刊経済2022年10月18日発行
作品を仮想通貨で購入可能
福岡市東区在住の時田悠樹さんは10月8日、同市博多区店屋町にNFTデジタルアートの常設ギャラリーをオープンした。
NFT(非代替性トークン)とは、デジタルデータの唯一性を証明できることからコピーや改ざんができない最先端技術で、現在音楽やアート、ゲーム、ライブの電子チケットなどに導入されている。これまでNFTアートの展示は飲食店や販売店舗とのタイアップや、短期のイベント等以外で少なく、作品の常設展示やクリエイター同士が直接交流できる場が欲しいという要望からオープンした。名称は「九州NFTラボ」。場所は福岡市営地下鉄箱崎線・呉服町駅近くの「PFDビル」4階で、面積は約8㎡。全国から集めた30のアート作品を展示しており、気になったクリエイターの作品は仮想通貨で購入できる。また作品に関連したグッズも販売し、NFTの勉強会やセミナーの開催も検討している。営業時間は毎週水曜日から日曜日の午前11時~午後7時。さらに、来場者は福岡地域の飲食店などで使用できるNFTクーポンを受け取ることができる。利用可能店にクーポンの画像を見せると、何らかのサービスを受けられる仕組みで、現在同市中央区のカフェとマッサージ店の2店が参加しており、順次店舗数を増やしていく予定。
時田さんは「NFTクリエイターの活躍の場を増やしたいことからオープンした。また、クーポンはNFTに触れていただけるきっかけになるとともに、利用者と店舗数を拡大することで、参加店舗の認知向上や来客増加により多くつなげたい」と話している。
時田さんは愛知県出身。1989年9月20日生まれの33歳。津島北高等学校卒。趣味はNFT、飲食。