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NCガス溶断機を新規入れ替え 豊鋼材工業
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投資額は約8000万円
鉄鋼及び金属加工販売の豊鋼材工業㈱(粕屋郡篠栗町、北沢祥社長)は、2月からNCガス溶断機の新規入れ替え工事をしている。投資額は約8000万円。6月に工事完了予定。
入れ替えは計3機。苅田工場に導入する2機のうち1機は事前に鋼板にドリルで穴を開けることで切断時間を短縮でき、通常のNCガス溶断機よりも切断能力が約30%向上するドリル付きNCガス溶断機を取り入れる。残り1機と鹿児島工場に入れる1機は老朽化による鋼板分断の不正確さを改善し、生産性と品質の向上を図る。
ほかにも苅田工場ではコイルの置き場管理システムやコイル状の鋼板にロールで正逆の曲げ加工をかけ平らにしてカットするレベラーラインの制御装置の入れ替えも進めている。入れ替え完了は管理システムが3月末で制御装置は5月を予定している。
北沢社長は「日本のモノづくりを支えていくためにも、設備の新規入れ替えと生産能力の充実を図っていきたい」と話している。
同社は1958年6月設立、資本金4億5000万円。売上高は184億8000万円(2018年3月期)。社員数218人。北沢社長は愛知県豊田市出身。1958年2月2日生まれの61歳。創価大学法学部卒。趣味は絵画鑑賞、ゴルフ。
2019年3月5日発行