NEWS

  • 地域

MRIをアップグレードし検査の質・効率を向上  九州画像診断クリニック    新年から稼動開始


 医療機関から画像診断を受託する医療法人九州画像診断クリニック(福岡市中央区天神1丁目、古川達也理事長・院長)は1月7日、MRI(磁気共鳴画像)をアップグレードして画像診断を開始した。
 MRIは導入から約10年が経過して、能力の陳腐化やトラブルが顕在化してきたことから、機器を更新したもの。主部品である超伝導マグネットは現状を維持して、周辺の冷却装置、コンピュータ解析装置やその他の付帯設備を一新。より精度の高い診断が可能になり、検査時間も短縮できるため受診者の負担軽減にもつながるという。また3トン以上の重量がある超伝導マグネットも更新した場合には入居するビルの外壁を開口する工事が必要で、作業期間も40日程度かかるため、業務への影響も大きいが、今回の更新は11日間で完了、年末年始分を除くと休診は実質3日増で済んでいる。
 同クリニックは2004年に開業。現在、九電工グループの株式会社ネット・メディカルセンター(福岡市南区那の川2丁目、石丸米隆社長)が運営をサポートしており、同社の遠隔画像診断と合わせて、より正確な診断サービスを提供、年間約7000件の検査を受託している。2012年末にはCTも新機種に更新した。古川理事長は1955年3月30日生まれの59歳、長崎市出身、九州大学医学部卒。