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LPWAを活用した水道メーターの自動検針実証 NTT西日本と三好不動産など3社


NTT西日本九州事業本部(福岡市博多区博多駅東3丁目、小澤正憲取締役本部長)と㈱三好不動産(同市中央区今川1丁目、三好修社長)、アズビル金門㈱(東京都豊島区、上西正泰社長)は、福岡市が提供するLPWA(※1)ネットワーク「Fukuoka City LoRaWAN TM」を活用した水道メーター自動検針の実証試験を始めた。期間は5月1日から10月31日まで。
集合住宅1棟の全戸に設置したスマート水道メーター(※2)からのデータ取得の正確性を確認し、遠隔検針による不動産管理業務の効率化に向けて検証するもの。NTT西日本と三好不動産はIoTを活用した不動産業務の効率化を検討していたが、スマート水道メーターの普及を目指しLPWAネットワークを活用した実証実験フィールドを求めていたアズビル金門との狙いが一致したことから、3社が協業して実証実験がスタートした。
概要は三好不動産が管理する賃貸物件の各戸にスマート水道メーターを設置し、Fukuoka City LoRaWAN TMを通じて検針値を送信。三好不動産は視える化されたデータをもとに検針作業を実施、アズビル金門はそのデータと現地のスマート水道メーターの値を突合し、情報に差分がないことの確認およびデータの欠損等の状況を確認する。
※1 IoT/M2Mに適した省電力・長距離の通信を実現する省電力広域無線通信の呼称
※2 福岡市からの委託に基づき㈱NTTネオメイトが提供する福岡市内広域のLPWAネットワークサービス
※3 水の流量などを一定間隔で計測し、蓄積したデータを要求に応じて伝達する機能を持つ水道メーター

2018年5月15日発行