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LNGバンカリング船の命名・進水式 KEYS Bunkering West JAPAN
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週刊経済2023年8月1日発行号
来年3月から運用開始
九州電力㈱や日本郵船㈱などが設立した合弁会社・KEYS Bukering West Japan㈱(北九州市戸畑区、満吉隆志社長)は7月12日、山口県下関市の三菱造船下関造船所で建造中のLNGバンカリング船の命名・進水式を実施した。
2024年3月からの運用開始に向け実施したもの。LNGバンカリング船は、全長82・4メートル、全幅18・2メートルで、総トン数は4850トン。LNG積載量は3500㎥。国内のLNGバンカリング船では初めて、主発電源機関にLNGと重油の両方を燃料として使用できるデュアルフューエルエンジンが搭載され、LNGを主燃料としている。そのため、従来の船舶燃料である重油に比べて、硫黄酸化物(SOx)は約100%、窒素酸化物(NOx)は約80%、二酸化炭素(CO2)については約30%の削減効果が見込まれている。式典には九州電力㈱の池辺和弘社長、日本郵船㈱の長澤仁志社長、伊藤忠エネクス㈱の岡田賢二会長、西部ガス㈱の道永幸典社長らが出席。船名は同社の本社がある北九州市の花・ツツジの英語名・Azalea(アザレア)に因み、「KEYS Azalea」と命名された。
運用開始後は九州、瀬戸内地域の各港に寄港する外航船舶向けにLNGを供給する。九州から瀬戸内までの広域を対象にした供給は国内で初めてという。