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JR筑肥線「浦志(仮称)新駅」は来春完成 糸島市


地盤整備、基礎工事が進行中

糸島市は来春、JR筑肥線の波多江〜筑前前原間で建設中の「浦志(仮称)新駅」を供用開始する。現在、地盤整備や駅舎の基礎工事が進み、ホームの擁壁が着々と敷設されている。
駅は両駅間のほぼ中央に位置し、北側にスーパーマーケットの「サニー」や「ホテルAZ」、南側に「ドラッグストアモリ」などがある。さらに南側では区画整理事業が進んでおり、約700世帯(2000人)の住宅が新たに建設されている。駅舎は自由通路(幅:70m、延べ床面積264㎡)と一体の橋上駅で、2階建て・延べ床面積は約420㎡。ホームの長さは128m。自由通路と駅舎の工事は総額13億7000万円(周辺整備は含まない)で、乗降者数は約4800人を見込む。都市計画課都市整備係では、「長年の地域の方々の思いが叶い、昨年夏にようやく工事に着手できた。着工から約半年が経ち、現時点では予定通りに進んでいる」と話している。
同エリアの新駅設置に関しては、長年、地元住民から要望が寄せられていた。旧前原町時代の82年に旧国鉄の門司鉄道管理局へ、92年に建設大臣に要望書を提出した。その後、11年に「筑肥線新駅設置促進期成会(14年から筑肥線新駅建設促進会に名称変更)」を設立。12年にJR九州㈱に対し新駅建設に関する請願を提出し、13年に同市、筑肥線新駅建設促進会、JR九州㈱の3者で覚書を締結、昨年8月に工事に着手した。

2018年3月27日発行