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JR小倉駅直結の24階建て複合高層ビルがオープン 小倉駅南口東地区市街地再開発組合


総事業費138億円

日本郵便㈱(東京都、横山邦男社長)や積水ハウス㈱(大阪市、仲井嘉浩社長)など9社で構成する小倉駅南口東地区市街地再開発組合(新井性鎬理事長)は9月17日、北九州市小倉北区京町3丁目に建設していた地上24階、地下1階建て複合高層ビルを開業した。総事業費は138億円。
JR小倉駅の小倉城口側に直結するビルで、高さは94・9m。名称は「ガーデンシティ小倉」。2016年8月に着工し、約3年かけオープンした。敷地面積は4052㎡、延べ床面積は4万710㎡。
1階から6階までが商業施設・業務施設となっている。1階は行政サービスを受けられる「小倉行政サービスコーナー」や市民のコミュニティ活動で利用できる「小倉中央市民センター会議室」、小倉北警察署小倉駅前交番、小倉駅前郵便局、カフェ・ハニー珈琲、ローソンが入る。2階から6階には大手金融機関、保険、不動産会社の支店が中心となっている。7階は設備室で、8階から24階が約120戸を設けた積水ハウスの分譲マンション「グランドメゾンガーデンシティ小倉」。地下1階から地上10階部分は370台駐車可能な駐車場になっている。また、駅周辺の回遊性も向上させるため、1、2階をペデストリアンデッキ(高架で設置された歩行者専用道路)で小倉駅と接続している。
開業当日は記念式典を開き、新井理事長は「当事業は2000年の準備組合設立から19年の時を経て完了した。利便性、回遊性の高い立地環境を生かし、街のランドマークとして多くの方々に愛される施設にしていきたい」とコメント。北橋健治北九州市長は「街中居住を推進する北九州市にとって素晴らしい新しい顔が完成し、大きなにぎわい創出が期待できる」と語っていた。

2019年9月25日発行