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JR九州ホテル宮崎は11月3日に開業  JR九州都市開発    宮崎駅西口の大型複合ビルに


 九州旅客鉄道株式会社の子会社でホテル運営のジェイアール九州都市開発株式会社(福岡市博多駅東1丁目、小濱和彦社長)は、宮崎駅西口(宮崎市錦町)に建設中の大型複合ビル「宮崎グリーンスフィア壱番館」(愛称名「KIDEN(きでん)」内に宿泊主体の「JR九州ホテル宮崎」を11月3日に開業する。
 同ビルは宮崎駅西口拠点施設整備事業として、宮崎商工会議所グループが設立した宮崎グリーンフィア特定目的会社が建設しているもので、同社は8階の一部と9~14階を賃借しホテルを出店する。ホテルの延べ床面積は約47百平方m。8階がフロント、ロビー、レストラン(朝食用)、9~14階が客室となる。客室数は141室で、シングルが105室、ダブルが5室、ツインが29室、デラックスツインとユニバーサルツインが各1室。宿泊料金はシングルが95百円、ダブルが1万5千円、ツインが1万7千円などに設定。ホテルのデザインは「宮崎の光と風」をコンセプトにスタイリッシュかつ飫肥(おび)杉など地元色を随所に織り交ぜ、部屋からの景観にも恵まれているという。
 入居する複合ビルは14階建てで、延べ床面積は約2万平方m。1階がバスセンターや金融機関、飲食・物販店舗、2~3階がサービス、飲食・物販店舗、4~7階がオフィス、8階のホテル部分以外はコンベンション施設が入居する。
 同社は1999年4月設立、同6月開業。資本金4億円でJR九州の100%出資。従業員112人(昨年7月現在)。宿泊特化型ホテルを福岡、長崎、熊本、鹿児島、小倉に展開、05年10月に屋久島にリゾート型ホテルを開業した。昨年3月、新幹線全線開業を前にワンランク上のホテルを目指した「JR九州ホテル鹿児島」北館を増床オープン。今年7月、福岡市博多区博多駅東2丁目の「JR九州ホテル福岡」を新シリーズの「ブラッサム福岡」としてリニューアルオープンした。