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JR九州と連携し博多駅ホームにくつろぎ空間 関家具


週刊経済2022年12月27日発行

「センダンで絆ぐプロジェクト」始動

家具卸・製造・小売事業などの㈱関家具(大川市、関正社長)は12月24日、九州旅客鉄道㈱(以下JR九州、福岡市博多区博多駅前3丁目、古宮洋二社長)と連携して博多駅在来線ホームに早生広葉樹・センダン材の家具を使ったくつろぎスペースを設置した。
センダン材とは、成長速度が速く一般的な広葉樹よりもCO2の吸収能力が高いとされるセンダンの木材。脱炭素に向けてセンダンの植樹から育成、家具づくりまでを推進する活動の一環としてJR九州と連携して「センダンで絆ぐプロジェクト」を始動した。設置場所は博多駅在来線ホーム3・4番のりばの旧喫煙室。面積は約15㎡。大川市で製作されたカウンターテーブルや丸太スツール(背もたれのない腰掛け)、対面で使用する屋台のようなテーブル「WATAI(ワタイ)」を設置している。JR九州とのプロジェクトでは来春、博多駅で福岡県産の木材を生かした手作り体験や展示なども計画している。
同社は1982年11月設立。資本金1億5千万円(資本準備金含む)。家具・インテリア・住関連商品の企画、卸売、小売販売、コントラクト事業などを手がけている。