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J1定着へクラウドファンディング開始 アビスパ福岡


週刊経済2021年10月26日発行

目標額3千万円、トップチーム強化費に

サッカーJ1のアビスパ福岡㈱(福岡市東区香椎ふ頭1丁目、川森敬史社長)は10月15日、クラウドファンディングの支援募集プロジェクトを開始した。期間は12月5日まで。
「アビスパJ1定着大作戦」をテーマに、2022シーズンに向け、チーム人件費や練習環境の充実といったトップチーム強化費、クラブ運営費の資金調達を目的としたもの。アスリートを支援するスポーツ専門クラウドファンディングを展開するスポチュニティ㈱(東京都)が運営し、目標金額は3千万円。主な返礼品は同クラブのキャラクター「アビ―くん」巨大ぬいぐるみ、選手着用証明付き直筆サイン入り2021ユニフォーム、着用済み移動着(ジャージもくはパーカー)、着用済みネクタイ、22年ユニフォーム最速受付、限定マスクなどで、支援金額に応じて異なる。また、同プロジェクト支援者の名前を入れたビッグ横断幕を制作し、来季ベスト電器スタジアムのメインスタンド2階コンコース吹き抜け前に掲出を予定している。

J1残留確定

アビスパ福岡はJ1残留が16日確定した。2001年の降格以降、06年、11年、16年にJ1昇格を果たしているが、いずれも1年でJ2に降格しており、四半世紀にわたり「5年周期」と呼ばれていた負の連鎖が初めて止まった。同日は神戸市のノエビアスタジアムで、ヴィッセル神戸に0対1で敗れたが、降格圏の17位湘南ベルマーレがサガン鳥栖と引き分けるなどして16位以内が確定した。残りゲームは5試合、そのうちホーム3試合となっている。